コラム

美容室オーナーが新米スタイリストにしてあげられる最大のことは?

美容室オーナーが新米スタイリストにしてあげられる最大のことは?

サロン経営者の悩みNo.1はスタッフのこと

美容室オーナーさんと話をしていて良く聞く悩みはダントツでスタッフさんのことです。中でもスタイリストに関して共通の課題は「スタイリストになっても客が取れない」ということ。身に覚えがありませんか?

ある、サロンオーナーは言います。「4年目でスタイリストになったスタッフ(Aくん)がデビューして1年経つのに、全然お客さんが付かない・・・自分のお客様で大丈夫そうな方を担当してもらったりはしてるけど、定着しない。経営的にも少しは良くなると思ったけど、そうはなっていない。」さて、そんな時オーナーとしてはどうすれば良いのでしょう?

魚のつり方=具体的なやり方

「魚をあげるのではなく、魚のつり方を教えろ」教育関連の本などで良く目にする言葉です。先のオーナーのように、自分のお客様をまわしてあげるというのは、魚をあげる行為です。これではいつかはあげられる魚もなくなってしまいますし、もらう方も感謝はしているかもしれませんが、心の中では(自分で集客しなくてもオーナーが何とかしてくれる・・・と)甘えを通り越して、依存するようになってしまいます。これでは成長は望めません。例えは悪いですが、自分でで魚を釣るとはいつになってもできないからです。美容室オーナーは魚の釣り方(お客様の集客の仕方)を教えるようにしましょう。

勉強会などで美容師としての強みを洗い出す

美容師としての仕事の中でも、あなたは特にどんなことが得意なのか?どんな悩み(欲求)を持っているお客様に、どうしてあげることができるのか?実際それをやったお客様がどう思ったのか?スタッフとの勉強会を開いたり、マンツーマンで話したりして聞いてみてください。

美容室の集客のための情報発信ツール

得意なことや強みが浮き上がってきたら、次は情報発信です。お店で発行しているニュースレターやホームページ・ブログ。SNSにフリーペーパーなど発信すべきメディアは沢山あります。お店単位や個人的にメルマガを発行しているという美容師さんも少なくはありません。

SNS
Instagram
 https://www.instagram.com/

美容室が使うべきSNS インスタグラム
LINE https://line.me/ja/

美容室が使うべきSNS LINE
youtube https://www.youtube.com/

美容室が使うべきSNS youtube
アメブロ https://ameblo.jp/
twitter https://twitter.com/
Facebook https://facebook.com/
メルマガ
まぐまぐ http://www.mag2.com
melma(メルマ) http://melma.com
オレンジメール https://mail.orange-cloud7.net

もちろん全部やる必要はありません。オーナー自身や知人が使っていて効果がありそうなメディアを一つか二つ始めてみましょう。たこれらのSNSは多くの人とつながっていると、逆に情報収集にももってこいのツールとなります。基本は毎日対面するお客様の話を良く聞き、良くみることですが、SNSはそれだけでは入手できない情報も得ることができます。

最初は大変ですが、具体的なやり方を教えていき、根気よく続けてもらいます。ただ書けば良いというものではありませんので、書いたことに対しての反応を見ながら、どんなコンテンツがいいのか考えて発信していくようにします。よくわからなければ詳しい人や専門家にに聞いたりしましょう。次第に効果が現れてくると思います。

スタイリスト美容師の集客の次の課題

その後半年間ほど頑張って、ようやく人並みにとは言わないまでも、そこそこお客様を担当することが出来るようになってきた、美容室スタッフのAくん。
しばらくは順調に客数を増やしていきましたが、何事も一つの壁を乗り越えると、また次の壁が出てくるものです。Aくん、美容室での集客は少しずつ出来るようになってきたものの、新たな課題は肝心のリピート率です。50%を超えないのです。一生懸命話しかけたり、スタイルを提案するなどして頑張ってはいるのですが、そう簡単に成果は出ません・・・。「どうしたらいいかわからない」困ったAくんはオーナーにまた相談しました。

美容室オーナーはその都度一人ひとり指導しなければならないのか?

相談されたオーナー。集客の仕方を手取り足取り教えたように、また具体的にリピートしてもらうためにどうしたら良いか細かく教えなければいけないのでしょうか?確かにそうすれば、リピート率は向上するかもしれませんが、このように壁に突き当たるたびに、その都度スタッフ一人ひとりに細かく指導していては、オーナーさん自身の仕事ができなくなってしまいますね。そんな時はどうすれば良いでしょうか?

元サッカー日本代表の監督イビチャ・オシムさんはこういっています。(オシムさんの言葉は難しいので意訳です)「高いお金を払ってキャリアのある外国人選手を獲得してくるより、自分のチームで選手を育成する方法をマスターしたほうが安く上がる。でも、選手を育成する具体的なやり方だけを教わって、表面的にマネをしても、うまくいかないかもしれない。」

自分で魚のつり方を考えられるように導く

つまり、魚の釣り方を教えるその上の段階は、「魚のつり方を自分で考えられるようにする」ということです。口で「自分で考えられるようにする」と言うのは簡単ですが、実際、教育するとなると相当ハードルが高い問題です。そのことで悩みを抱えている美容室オーナーも多いのではないでしょうか?ではどうすれば、「自分で考えられるように」なるのでしょうか?美容室スタッフもスタイリストになったらなったで、次から次へと課題が出てきます。その課題を解決する力をつけさせるということが大切になってきます。

美容室スタイリスト育成の大切なポイントは3つです。

1、「お客様をよ〜く観察する」
2、「自分をよ〜く観察する」
3、「引出しを増やす」

1、「お客様をよ〜く観察する」

釣りに例えると何でもかんでもエサはミミズでは魚は釣れません。釣り場に来て適当に針と糸を投げ入れても、魚はかかってくれません。釣りたい魚はどんな種類なのか?海にいるのか、川にいるのか?それとも湖か?その魚が好きなエサは何か?そして、朝昼晩それぞれどんなところにいるのか?流れが急なところが好きなのか?緩やかなところが好きなのか?海なら浅いところ?深いところ?
これを美容室に来るお客様に置き換えるとヒントが見えてきますね。来て欲しいお客様はどんな人なのか?その人達の行動パターンは?どんなものが好き?どんなことに悩みやすい?etc・・・お客様をよ〜く観察するのです。サロンに来店された時、話しかけると言ってもただ単に世間話をするのではなく、上記のことを頭に入れて、この人にもっと喜んでもらうためにはどうしたら良いか考えながら接客すると、話しかける言葉も自然と質の高い質問に変化してきます。

2、「自分をよ〜く観察する」

金太郎あめのように皆が同じことを同じように出来る、誰もが平均的な美容室を魅力的だと思うでしょうか?また、オーナーがやってきたことをAくんがそのままやっても、上手くいくかどうかは疑問です。当たり前ですがオーナーとAくんは違う人間です。当然それぞれの強みも魅力も違います。オーナーにはオーナーの良さがあり、AくんにはAくんの良さがあります。その魅力を引き出すにはどうしたら良いか、自分をよ〜く観察します。「オーナは毛髪知識に基づいた改善提案は天才的で、自分には真似できそうにないけど、僕はヘアアレンジが好きだし、誰にも負けないくらい練習もしいて、写真をパッと見ただけでも作り方が頭に浮かぶようになってきた。これで勝負してみようかな・・・。」などその人その人の強みを活かせると、強力な武器になります。

3、「引出しを増やす」

ワンパターンなやり方で全部の仕事をする人と、相手を見てその人に合ったやりかたで仕事をしてくれる人。あなたはどっちの人に仕事を頼みますか?当然後者でしょう。あなたのまわりに何を頼んでもセンス良くこなしてしまう人はいませんか?1人や2人は顔が浮かんでくると思います。その人達に共通するものってなんでしょう?例外なく「よくものを知っている人」ではありませんか?いろんな考え方があると思いますが、私は「センス=知識量+作業力」だと考えています。美容で言うとカットやワインディングが上手いことは条件ですが、技術のノウハウはもちろんのこと、直接的には美容に関係なさそうなことでも多方面の知識を常日頃から吸収するようにしておくと、いざという時にお客様に感心してもらえるような提案が出来たり、長年の悩みを劇的に解決出来るスタイルにしてあげられるようになるのです。ジャンルを選り好みせず引出しを増やしておきましょう。

絶対に成功するというやり方はない、だから考えなければならないのです

教えるよりも   「気づかせる」 スタッフと一緒に 私も頑張ろう
以上、美容室スタッフの「自分で考えられるようにする」ための育成のポイント3点です。ここでこうすれば絶対に魚が釣れるという方法はありません。季節、天候、時間、環境など状態は刻々と変化します。正解を求めてしまう人はまだ自立していないのかもしれません。最初はうまくいかなくても自分で考えてやってみる。ダメだったら違うやり方を考えてトライするということが大切です。それを繰り返していくことで、自分で壁を乗り越える力がついてきます。お客様から信頼されるスタイリストとして確実に成長していきますので、サロンにとっても大きなプラスになるでしょう。教わったことは忘れてしまうこともありますが、自分で行動して気づいたことは、確実に自分のものとして身につけることができます。美容室オーナーが新米スタイリストにしてあげられる最大のことは、こんな風にスタッフに「自分で気づける」ように導いてあげることではないかと思います。スタッフも成長し、オーナーの育成力が付けば当然サロンも発展していきます。

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